ネイティブのNodeモジュールを使用する
Electronは、ネイティブのNodeモジュールをサポートしていますが、Node公式とは異なるV8バージョンを使用しているので、ネイティブモジュールでビルドする時、Electronのヘッダーで指定する必要があります。
ネイティブNodeモジュールとの互換性
Nodeが新しいV8バージョンを使用し始めた時、Nativeモジュールは動作しなくなるかもしれません。ElectronでNativeモジュールが動作するかどうかを確認するために、Electronで使用する内部のNodeバージョンがサポートしているかを確認すべきです。ElectronでNodeが使用しているバージョンを確認するには、releasesページを見るか、process.version
(例えば Quick Startを見てください)を使用してください。
Nodeの複数バージョンを簡単にサポートできるので、あなたのモジュールに NAN を使うことを検討してください。古いバージョンからElectronで動作するNodeの新しいバージョンへ移植するのに役立ちます。
ネイティブモジュールのインストール方法
ネイティブモジュールをインストールするための3つの方法:
簡単な方法
ヘッダーをダウンロードし、ネイティブモジュールをビルドする手順をマニュアルで管理する、electron-rebuild
パッケージ経由で、ネイティブモジュールをリビルドするのが最も簡単な方法です。
npm install --save-dev electron-rebuild
# Every time you run "npm install", run this
./node_modules/.bin/electron-rebuild
# On Windows if you have trouble, try:
.\node_modules\.bin\electron-rebuild.cmd
npmを使う方法
モジュールをインストールするためにnpm
を使用できます。環境変数の設定を除いて、Nodeモジュールと完全に同じ手順です。
export npm_config_disturl=https://atom.io/download/electron
export npm_config_target=0.33.1
export npm_config_arch=x64
export npm_config_runtime=electron
HOME=~/.electron-gyp npm install module-name
node-gypを使う方法
ElectronのヘッダーでNodeモジュールをビルドするために、どこからヘッダーをダウンロードするかとどのバージョンを使用するかを選択してnode-gyp
を実行する必要があります。
$ cd /path-to-module/
$ HOME=~/.electron-gyp node-gyp rebuild --target=0.29.1 --arch=x64 --dist-url=https://atom.io/download/electron
開発ヘッダーを探し、 HOME=~/.electron-gyp
を変更します。--target=0.29.1
がElectronのバージョンです。 --dist-url=...
で、どこからヘッダーをダウンロードするかを指定します。--arch=x64
を使用して、64bit システム用にモジュールをビルドします。